薄明光線

エッセイテイストな読み物。週一くらいの頻度で更新します。僕の話、時々僕ではない誰かの話。ささやかな楽しみにしてもらえたら幸いです。

曇りなき眼で世界を見たい。

人より良い車を持っているだとか、良い女を何人抱いただとか、
テメェの住処を地べたとの距離で競い合うこの経済主義の気持ちの悪い物差しに今日も嫌気を感じている。


俺は今夜も、最低限の仕事と、腹を満たすだけの食事をし、ただただ文字を書き連ねている。

あの子は今日も、男に自分の気持ちだけをぶつけている。他人が思い通りになると勘違いしている。本当に揺れているのは自分だとも理解できぬまま。


曇りなき眼で世界を見たい。


本当に好きなものにだけ、愛していると言ってやれ。