薄明光線

エッセイテイストな読み物。週一くらいの頻度で更新します。僕の話、時々僕ではない誰かの話。ささやかな楽しみにしてもらえたら幸いです。

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

痛みに鈍感になる苦痛

例えばの話、同じ社内で働く笑顔が可愛いアイドル的存在の女子社員が、ある日突然社内に寿退社宣言をぶち込み、社内に激震が走ったとする。そんな光景で例えるならば僕の立場は、妻子がある身でありながら毎朝その子が熱いお茶を運んでくるのを楽しみにして…

やさしくなりたい

中学時代の同級生が警察に御用になった。 ちょっと誰かと小競り合いになったとかではなく、週刊誌に載ってしまう程度のスケールのものだ。この内容については今回は割愛する。 あいつがあいつの彼女に手を出しただの、あそこの社長が横領を働いただの、私の…

湯に溶かされた幸福論

連勤を控えた休日、少し早めに目覚めたせいか昼食後に眠気がきてしまい、特に予定もないためそのまま眠気に付き合った。 目覚めた時には窓から部屋に溢れる光は橙色に変わっていて、このまま何かあるわけでもない休日として1日を終える事もできたが、せっか…